伊豆の小京都、日本百名湯に選ばれている修善寺温泉(しゅぜんじおんせん)

新垣結衣主演のトレンディドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で二人がはじめての一泊旅行に出かけた、とても素敵で癒される温泉宿。

それがこの修善寺温泉でした!

そんなわけで今回は、川と緑に囲まれたひっそりと落ち着いた雰囲気の温泉地、修善寺のパワースポットをご紹介します♪

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修善寺について

伊豆半島で最も歴史がある温泉地である修善寺温泉は、親孝行な少年の話ではじまりました。

空海(弘法大師)という偉いお坊さんが桂川(修善寺川)で病んだ父親の体を洗う少年を見つけ、その親孝行な姿に感心し、「川の水では冷たかろう」と、独鈷(金属製の、両端がとがった短い棒)で川の中の岩を打ち砕き、病に効く霊泉を噴出させ、温泉が病に効くことを教えました。

教えを受けた温泉のおかげで病をすぐに完治させることができた父親は、息子とともにその後も長生きしたということです。

独鈷の湯(とっこのゆ)

修善寺温泉街の中心に流れる桂川の岸辺には、修善寺温泉のシンボルといわれる独鈷の湯があります。

以前は公共の露天風呂でしたが、現在は足湯となり入浴できなくなってます。

修禅寺(しゅぜんじ)

そのすぐそばに修善寺の地名の元になった修禅寺という名のお寺があります。

修禅寺は807年(大同2年)に空海くうかい(のちの弘法大師こうぼうだいし)が創建したと伝えられている禅宗のひとつである曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。
曹洞宗は、わかりやすくいうと坐禅を行う宗派ってことですね。

坐禅とは身体を安定させ、心を集中させることで身・息・心の調和をはかることを目的とするものです。

修禅寺ではかつて多くの僧侶が座禅三昧(ずっと座禅してたのかなぁ)の修行をした歴史ある修禅寺禅堂で、毎週火曜日に一般の方が参加できる坐禅会を開催しているそうです。

(曹洞宗http://www.sotozen-net.or.jp/propagation/zazentop/saho

心が軽くなってスッキリするという坐禅。その呼吸法と座り方はどことなくヨガに似ていますね。

宗派に関係なく自分自身の心と身体のためにトライしてみたいですね。

アクセス方法は?

マイカー利用の場合

以前は沼津インターからの所要時間は約1時間程度でした。

現在は伊豆縦貫道が伊豆中央道と連結されたため、新東名長泉沼津ICから伊豆中央道(有料)、修善寺道路(有料)で約30分程度に変わり、大変便利になりました。

駐車場は市営駐車場(修善寺温泉駐車場・御幸橋駐車場)が1回500円(24時間以内)で利用できます。

公共交通機関を利用の場合

JR三島駅南口から伊豆箱根鉄道に乗り換え

「修善寺駅」下車(約40分)
修善寺温泉場行きのバス(伊豆箱根バス・東海バス)に乗車(約10分)

三島二日町 - 大場間のカーブを走行する駿豆線の列車
引用元:ウィキペディア

ちょっと余談ですが、伊豆箱根鉄道はわりとテレビドラマの撮影に使用されているようですね。

三島から修善寺までの間の風景には富士山や狩野川が見えることも!

電車はボックス席の情緒ある車両、ハートのつり革を見つけると素敵な恋が叶うと言われているとか・・・「逃げ恥」のドラマにも車内で二人がお弁当を食べるシーンが出てきましたよ。

そんなドラマには興味がないと言う方には、JR三島駅でレンタカーを借りるという方法もおすすめです。

マイカーやレンタカーの利用で行動範囲を広めると近くには「虹の郷」という自然と花いっぱいのテーマパークや、2020年開催予定である東京オリンピックの舞台のひとつになる「サイクリングスポーツセンター」を楽しむこともができます。

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おすすめパワースポットは?

修禅寺の守護神とされる日枝神社(ひえじんじゃ)は修禅寺の東隣のすこし控えめな場所にあります。

境内には子宝の杉(めおと杉)と呼ばれる、同じ根元から寄り添うように立つ樹齢800年の二本の杉があります。

この二本の杉の間を通ると子宝に恵まれるという言伝えがあるそうです。(妊活中の方には是非行っていただきたいパワースポットですね)

桂川を挟んで修善寺の反対側にある「指月殿(しげつでん)」は北条政子が暗殺された息子・頼家のために建立した菩提所(お墓のある場所)です。

指月殿の中には蓮のつぼみをかざす大変珍しい釈迦如来像が安置されています。

頼家の墓階段下にはこの花と同じ形の摩訶不思議な力を持つ「お伺い石」という石があります。

心を沈め、願いを強く心に思い、そっと石を持ち上げます。

軽く感じればその願いは叶うと言われています。

重く感じたら、その時は慌てず指月殿の釈迦如来像にそっと手を合わせましょう。

周辺のおすすめスポット

恋の橋めぐり

修善寺温泉街の中心を流れる桂川は修禅寺物語で、将軍源頼家が桂に恋をした舞台です。

「恋の橋めぐり」はその舞台となった桂川に架かる5つの橋

  • 渡月橋(みそめ橋)
  • 虎渓橋(あこがれ橋)
  • 桂橋(むすばれ橋)
  • 楓橋(よりそい橋)
  • 滝下橋(安らぎ橋)

に願いをかけながら渡り、修禅寺でお参りすれば、いま誰かに想いを寄せている人はその人に想いが通じ、恋する二人で渡るとその人と固く結ばれるそうですよ。

でも、5つの橋を一度に渡るのはちょっと疲れちゃうかもしれません。

そんな時は「恋の橋めぐり」の途中の竹林の小径(ちくりんのこみち)で休憩しましょう。

この竹林の小径はなんとミシュラン2つ星認定の観光スポット

竹林の小径の中央にある大きな竹の円形ベンチに座って上を見上げたら、竹林の隙間に見える空はハート型だったりするかもしれません。

桂川のせせらぎとみずみずしい空気、緑いっぱいの風を感じることが出来る癒しの場所で、大きく深呼吸して、心と身体をリフレッシュさせましょう。

毎年、こちらの恋の橋を巡って、恋愛成就の祈願をするたくさんのカップルが訪れているとのことです。

大好きな人と自然の中のお散歩デート

なんて、楽しくて祈願するのを忘れちゃうかもしれませんね。

たくさん歩いたら、最後はやはり温泉をゆっくり楽しみたいですね。

筥湯(はこゆ)

筥湯はリーズナブルに楽しめる良質な温泉です。

修善寺の街並みが一望できる望楼も併設されているので、立ち寄った時にはぜひ登ってみましょう!

筥湯について
【泉質】アルカリ性単純温泉

【効能】適応症(浴用) 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進

【営業時間】12:00~20:30

【入浴料】大人350円 小学生未満無料

【定休日】無休